
![]()
2009年3月26日
3月20日、市民生協やまなしの35周年を記念して、食べること・食べ物を作ることを、体験しながら考える催しを行いました。(ベルクラシック甲府にて 役職員含め75人参加)
※このイベントのようすはコープの職員ブログ「とれたて商品こぼれ話」でも紹介しています。→
こちら
山梨学院短期大学食物栄養科の志田教授からは、「自給率を上げるために、私たちにできること」と題したお話をうかがいました。
ほか、コープ牛乳の生産者(株)ヤツレンさんからは生産現場の実情を、日生協政策企画部・風間さんからは日本の農業の現状などをお話いただきました。
ここでは、志田教授のお話を一部紹介します。
世界一の長寿国の秘訣?
今の日本人は、たんぱく質、脂質、炭水化物の摂取バランスがちょうどよいので長寿なのではないかと言われています。
今以上に「ごちそう」を食べないようにしたほうがいいですね。
お米の摂取量は減少
年々洋風の食事が増えるのに伴い、お米の摂取量が減り、昭和30年に比べると約半分になっています。お米はほぼ自給率が100%に近いので、お米を食べる量が減ると自給率も減ってしまいます。
食品廃棄物は60年前と比べると約5倍に
流通した食品の総カロリーと摂取されたカロリーの差で、食品廃棄物の量を調べた数値があるのですが、昭和25年に比べて約5倍になっています。
1人1日あたり600キロカロリー以上が捨てられている計算です。
家庭で取り組める食品の廃棄を減らす工夫
ある調査では、家庭で出される生ごみの13%が手付かずのものだった、という結果があります。
そして食品を使用せずに廃棄した理由で「消費期限・賞味期限が過ぎたため」というものが上位になっています。
消費期限は、製造日を含めておおむね5日以内で品質が急速に劣化する食品に表示されるものなので、この期限を過ぎたものは食べないほうが安全です。
しかし賞味期限については、製造日を含めておおむね5日を超え、品質が比較的劣化しにくい食品に表示されている期限です。この期限を過ぎてもすぐに食べられないということではありません。
臭いをかいだり、見た目でチェックするなどして、柔軟な対応をし、できるだけ廃棄を減らすことも大切です。
また、買いすぎない、作りすぎない、ということも基本ですね。在庫食品を確認してから買い物をする、冷蔵庫の中身を点検する、食事人数に見合った調理をして余らせない、など各家庭で取り組めると思います。
今もし輸入がストップし、日本の自給率「40%」だけで食事をまかなった場合に想定されるメニューを実際に試食しました。
(国内生産だけで1人1日あたり2020キロカロリーを供給する場合の夕食メニュー例)
〜試食したメニュー〜
ごはん…茶碗1杯(精米約75グラム分)
さつまいも…100グラム
焼き魚…一切れ(約84グラム)
参加した子どもからは、「授業で自給率40%ということは聞いていたけれど、実際食べてみて驚いた」「給食と比べるとおかずが少なくて、これが毎日続くと嫌だなと思いました」という感想がだされました。
![]()
(C) 2007,CO-OP. All rights reserved.