

南アメリカの北端に位置するコロンビア共和国はバナナの輸出量が世界第4位、料理用のバナナは生産量第2位と、バナナ産業が盛んな国です。
コープのグリーン・プログラム フェアトレードバナナの産地は、コロンビア北西部のサンタマルタ市。コロンビア最大のマグダレナ川の河口に近く、コーヒーの輸出が盛んな町です。ミネラル豊富な雪どけ水による肥沃な土壌、カリブ海のさわやかな風、昼夜の温度差が15℃と大きいことなど環境に恵まれ、甘いバナナが育ちます。

自家生産の堆肥で土作りをしています。有機栽培されたヤシの実(搾りかす)や葉をミミズに食べさせて堆肥化しています。

除草剤、殺虫剤、殺菌剤などの化学合成農薬を使用せず、JASで認定されている天然皮膜剤の散布や、房を袋でカバーして害虫や病気を予防しています。また、天敵となる昆虫を使って害虫を駆除しています。

コロンビアの国土は3分の1以上が熱帯雨林です。
フェアトレードバナナの農園は、熱帯雨林を破壊して農園を作るのではなく、以前、放牧地だった土地を農地に転換しています。
熱帯雨林には多種多様な生き物が生息しています。農園内に自然林がある場合は、野生動物の生息地域が広がるように林を保全し、希少な動植物の保護に努めています。

農園内には多様な動植物が生息しています


収穫したバナナは選別や洗浄を行う施設に運ばれます。
この施設では自然環境へ与える影響を最小限とするため、水を再利用する循環システムを導入し、水の使用量を従来の1/3まで削減しました。

コロンビアは、変化に富んだ美しい自然と、黄金郷(エル・ドラード)伝説を生んだ国。他国からの侵略や支配を乗り越えた歴史を持っています。多くの人々は、資産といえるものを持たず、自らの労働力を提供することで生計をたてています。
コープでは2009年4月にフェアトレードバナナの取り扱いを開始しました。
バナナ園で働く労働者の生活向上を目的とし、バナナを1袋(約600g)ご利用いただくごとに約4円をバナナ農園の労働者団体に還元するしくみです。

還元金の使い方は労働者団体の総会で決定され、これまで政府や地元自治体と共同で、住宅や下水道設備、学校の整備、変電装置設置などに役立てられています。

コープで扱う「フェアトレードバナナ」は、5つの認定・認証による確かな商品です。
|
|
※1 「グリーン・プログラム」 化学合成農薬・化学肥料の使用を削減した、出どころが確かで履歴がわかる農産物が対象となり、生産者と組合員が交流しながら、対等なパートナーシップで、持続可能で環境に配慮した栽培と流通を進めていきます。農林水産省の特別栽培農産物と同等の基準で栽培されており、その農産物が生産された地域の慣行レベル(各地域で慣行的に使われている農薬や化学肥料の使用状況)の化学合成農薬と化学肥料の使用が50%以下で栽培されていることが条件となります。 |
|
|
※2 「有機JAS」 JAS(日本農林規格)で定められた基準で生産していることを登録認定機関によって認証された商品にしか付けることのできないマークです。 |
|
|
※3 エコサートフェアトレード「ECOCERT fair trade」 ECOCERT fair trade(エコサート・フェアトレード)とは、フランスのトゥールーズに本拠をおき、ヨーロッパを中心に世界20カ国以上の国で約7,000の有機栽培業者と800の加工業者に関与し機能している国際有機認定機関です。検査員は農業と食品科学分野の技術者で構成されており、完全に独立した公平な立場での認定を行います。オーガニック認証団体の世界基準ともいわれています。 |
|
|
※4 レインフォレスト・アライアンス「Rainforest Alliance Certified」 レインフォレスト・アライアンスは、熱帯雨林を維持することを目的に1987年に設立された、国際的な非営利団体です。生産者の生活向上とともに熱帯雨林の持続可能な管理をめざして、森林・河川の保護、農薬の制限や廃棄物の管理、農民やコーヒー農園で働く労働者の向上や、子どもたちの教育・医療・の保障などの基準を満たす農園を認証し、その農園でつくられた農作物につくマークです。 |
|
|
※5 SA8000(国際労働規格) SA8000とはSocial Accountability(社会説明責任)の略で、基本的な労働者の人権の保護について定めた国際的な労働規格です。児童労働・強制労働・差別の撤廃、労働者の健康と安全の確保、結社の自由と団体交渉権の保護など9つの分野で第三者機関のチェックを受けます。ダーボン・グループのサマリア社は2003年11月に認証を取得し、バナナ農園で働く人たちの健康と安全や給料などの労働条件を保証しています。 |